2013年11月20日水曜日

企業とNPOで働くことは何が違うのか

最近しばしば、

「NPOで働いてる人は何をしているのか?」

とか

「NPOで働くのなんて想像もつかない。」

とか、

「お給料もらってるの?」

と言われるんですけど、

基本的に、企業で働く人と、働き方は一緒です。

働き方も、お給料のもらい方も、
組織の作り方も、仕事でミスをして凹むポイントも、
ほとんど変わりません。

では、何が違うか?
財源と、ソーシャルインパクトと、
利益の還元方法と、その還元先が違うだけ。

なのに、なんでこんなに営利企業とNGOは、
何もかも違うと思われてるんでしょうか?

ちょっと次回以降にて分析したいと思います。



2013年11月14日木曜日

ダイバーシティに悩む


仕事の能力は、人によって違う。
食べ物の好き嫌いがあるのと同じくらい、
多様なことで、当然のこと。

仕事ができる、できないの基準はその組織に依存し、
成果を出せないものはその組織に残れないというのが当たり前だと思っていたが、
そうでもないらしい。

だって、私も仕事ができないという烙印を押された時は幾度となくあったし、
再びそんな組織に属することがあるかもしれない。
今までは、そこでクビになってもそれは仕方ないというつもりで生きてきたが、
どうもそうではない世界があることを知ってビックリした。

今後の日本において、
ダイバーシティ・マネジメントは避けられない命題であり、
色んな人を内包しながら、それでも成果を出していかないといけないのだと思う。

と、色々自戒を込めて、ポスト。


2013年9月6日金曜日

「炎上するんじゃないか?」という嗅覚


広報をやっていて、大事な嗅覚が鈍っていることに最近気付いた。
それは「炎上するんじゃない?」っていう嗅覚。

















その嗅覚ってどうやって身についたんだろう?
って整理してみたところ…、
炎上する過程をいくつも見てきたから。なのではないかと。

で、なんでその嗅覚が鈍ったんだろう?
って考えてみたら、使っていないからですね、単純に。


広報の人は、
「マスコミが面白そうと思うこと=炎上する可能性があること」
捉える人が多い気がする。

言語化や体系化できないし、人に説明できないけど、
私も実際そういうふうに考えている。

これって、マスコミ関係者、記者の「面白いを捉える」っていう嗅覚と同じだと思う。

この感覚ってすっごく大事で、
絶対に広報担当者は持っておかないといけない感覚。
例え、広報通さなくて現場が受けた取材であっても、
炎上させようもんなら、もう完全に広報失格なわけで…。

とは言え、じゃあ現場がその嗅覚を持っていたらいいんじゃないかと
思うんだけど、それは必要ではなく、
あくまでも広報が持ち合わせるべき嗅覚だと思う。

現場は好きなようにのびのび取材を受け、
自由に言いたい放題発言してもらい、
それを前後で広報が「締める」っていう取材の受け方が
一番良い記事になるな、という過去の経験。

なので、広報は、「面白い」と「炎上しない」の間で、
以下に元の素材を料理して、美味しいネタにするかという腕が求められている。

実際は記者にネタを提供して、「面白いですね」って言ってもらうのって
すごく難しくて、稀なんだけど。



2013年7月20日土曜日

やっぱり広報という仕事が好き

前職のとき、自分には何が向いているか、
何を業にしようか、を真剣に考えた。

3年ほど悩んだあげく、広報だ!と思って
かものはしに広報職で転職したんだけど、
それを前職の人に伝えたら、

『やっぱり、コバタケは広報向いてるもんねー』
『広報の仕事してる時が一番キラキラしてて楽しそうだったよー』

と複数の人に言われて初めて、
あ、私、広報の仕事向いてるんだー。
と思いました。


知ってしまった人の責任。が、
が自分が世の中や先人からもらったものなので、
それを世の中に返したい!
と思って広報の仕事をやっているんだけど、

それに加えてやっぱり広報の楽しさは、
何よりも記事になった時の反応が、たまらない!ということ。

マスメディアって影響力が大きい。
掲載されることというのはとても意味があると思っている。




しかし、なんで向いてるって言われたんだろ?

改めて周りの人に聞いてみよっと。

2013年5月28日火曜日

経験を積むということ

「経験したらできるよ」
とか、
「時間が経てば分かるよ」
ということって人生(特に恋愛)においての究極の解決ワードだと思うんですが、
これを仕事に当てはめるとどうなるか、を考えてみた。

例えば、スキルという点でのあれば、
これは言わずもがな、何回か経験すればできるようになる。

しかしもう一つのマインドセットの部分。
これって経験したらできるようになるんでしょうか?

否。

経験を積む際に、「どう考えて行動したか」が重要になると思う。

加えてその経験は、果たして自分の人生に「効率的に」役立つのか?
ということがイマイチ見えてない場合は、
その経験を経験すること自体を放棄したくなることが多々。

例えば、組織においての根回しスキルなんかがまさにそれに当てはまるので、
「どう考えて根回ししたか」ということを自分の中で考えて、
トライアンドエラーを繰り返さないと出来るようにならない。

と、自戒を込めて書いてみました。


2013年4月11日木曜日

記事になるための3つのポイント

先日、記事を書いてくださった某経済誌の記者さんと3人でランチを
したのですが、その時に色々と興味深い示唆をいただきました。

今後、取材を受ける時の役に立てばと思い、メモ。


「メディア側の喜ぶポイントが分かる」取材の受け方が非常に重要で、
そのポイントが3つあることが分かったので、整理。

1.記者が聞きたいことを話す
2.話の流れを考えて話す
3.記者の頭に残る分かりやすいキーワードを入れて話す


この3ポイントがあると、記者としても非常に取材しやすく、
また、記事にしやすいとのこと。

要は「話が面白い」人の話は聴きやすく、
また、記事にしやすいということなのですが、
それを実践するのがなかなか難しい!

そして、書いていて思ったのは、
この3つのポイントは、プレゼンする時に重要なポイントと同じだなと。

これをどうやって実践するか、というのは咀嚼して
今後まとめてみたいと思います。


2013年4月10日水曜日

NGOと企業の広報の大きな違い


NGOと企業のギャップなのか、
大きな組織と小さな組織のギャップなのか、
その辺はまだ分からないのですが、
今やっているNGOの広報は前職の広報の経験と大きく違って興味深く、ビックリすることが多いので、
下記に記してみます。

ビックリしたこと、その1。
基本的に、「社外秘」の考え方が、ない。
ないと言い切ると語弊があるんだけど、
話して良いことと悪いことのボーダーラインが極めて難しい。

なので、「これオフレコで」ということがあんまりない。

前職の広報の仕事だと、「書かれたくないことは言わない」というのが
鉄則だったのだけど、今はそれがない。

ビックリすること、その2。
大概の場合、広報が立ち会わない。
全部一人でできるデキる人が多いからかもしれないけど、
テレビの収録でも広報が立ち会わない。


ビックリすること、その3。
その1に近いんだけど、記者から機密事項を聞かれない。
なぜなら機密事項が企業に比べて極めて少ないから。
よって、ストレートニュースになりにくい。

これつまり、NGOと企業の広報マンは、
求められるスキルが違うのではないか、と、
思う今日このごろです。