2013年9月6日金曜日
「炎上するんじゃないか?」という嗅覚
広報をやっていて、大事な嗅覚が鈍っていることに最近気付いた。
それは「炎上するんじゃない?」っていう嗅覚。
その嗅覚ってどうやって身についたんだろう?
って整理してみたところ…、
炎上する過程をいくつも見てきたから。なのではないかと。
で、なんでその嗅覚が鈍ったんだろう?
って考えてみたら、使っていないからですね、単純に。
広報の人は、
「マスコミが面白そうと思うこと=炎上する可能性があること」と
捉える人が多い気がする。
言語化や体系化できないし、人に説明できないけど、
私も実際そういうふうに考えている。
これって、マスコミ関係者、記者の「面白いを捉える」っていう嗅覚と同じだと思う。
この感覚ってすっごく大事で、
絶対に広報担当者は持っておかないといけない感覚。
例え、広報通さなくて現場が受けた取材であっても、
炎上させようもんなら、もう完全に広報失格なわけで…。
とは言え、じゃあ現場がその嗅覚を持っていたらいいんじゃないかと
思うんだけど、それは必要ではなく、
あくまでも広報が持ち合わせるべき嗅覚だと思う。
現場は好きなようにのびのび取材を受け、
自由に言いたい放題発言してもらい、
それを前後で広報が「締める」っていう取材の受け方が
一番良い記事になるな、という過去の経験。
なので、広報は、「面白い」と「炎上しない」の間で、
以下に元の素材を料理して、美味しいネタにするかという腕が求められている。
実際は記者にネタを提供して、「面白いですね」って言ってもらうのって
すごく難しくて、稀なんだけど。
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